愛犬との散歩は「1日8000歩、そのうち早歩き20分」を意識してみよう!

犬との暮らしで散歩は切っても切り離せません。

「運動量はそれほど必要としない。」ことを売りに小型犬をすすめるショップなどもありますが、全くいらないわけではありません。

万一、それを望むのであれば犬型ロボットなどを選ぶ方が無難です。

かと言って、決まった時間に決まったコースを、雨の日も体調不良の日も必ず行うといった「義務感」が先行すると負担感が強くなり、苦痛に変わる恐れだってあり望ましくはありません。

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愛犬と何年、何十年に渡り、どれだけの距離を一緒に歩くことになるでしょう?

愛犬のためだけではなく、自分のためでもあると考えるなら、毎日のお散歩の意味合いも大きく変わってきます。

そこで、今回は飼い主の「健康」維持のため、どれだけ愛犬との散歩(ウォーキング)が役に立つかを、東京都健康長寿医療センター研究所運動科学研究室長、青柳幸利先生の研究著書をご紹介しながら解説していきます。

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「1日8000歩、そのうち早歩き20分」

青柳幸利先生をご存知でしょうか?

東京都健康長寿医療センター研究所運動科学研究室長。1962年、群馬県中之条町生まれ。筑波大学卒業。トロント大学大学院医学系研究科博士課程修了、医学博士取得。群馬県中之条町に住む65歳以上の全住民5000人を対象に、15年以上にわたり、身体活動と病気予防の関係についての調査を実施(中之条研究)。そこから導き出された「病気にならない歩き方の黄金律」は、世界中から「奇跡の研究」「中之条の奇跡」と称賛を浴びるほどの画期的な成果をもたらした。

【図解でわかる!】やってはいけないウォーキングプロフィールより

青柳先生が17年間5000人に及ぶ調査の結果、導き出された黄金律が、

「1日8000歩、そのうち早歩き20分」

ということです。

「これだけの運動で、あなたに生涯の健康がもたらされます。」と主張されています。

以降、青柳先生の著書である『「【図解でわかる!】やってはいけないウォーキング」「あらゆる病気は歩くだけで治る!」』の内容を参照しながら話を進めていきます。

1日1万歩に根拠はなかった?

今まで、多くの方は「1日1万歩」歩くことが重要だと思っていたのではないでしょうか。

ただ、それには根拠がなかったようです。

青柳先生の著書「あらゆる病気は歩くだけで治る」によれば、「1日1万歩」は高度成長期の飽食の時代に運動不足と食べ過ぎの影響で生活習慣病が増え、その患者(成人男性)のカロリーを調べたところ、平均して300キロカロリー余分だと判明。

300キロカロリーをウォーキングで消費できる歩数が1万歩だったようです。

ですが、消費カロリーが同じ300キロでも歩き方や体重の違いなどの条件によって異なり、ほとんど意味がないようです。

さらに「運動時の消費カロリーで健康を考える」とう認識は、病気を引き起こす元になると警鐘しています。

例えば、集中的に運動して消費しても、それ以外の時間ぐったりしているなど・・・。

詳細は著書をご覧ください。

まとめとして「毎日1万歩以上歩いてさえいれば健康になれるという考えは一度、捨て去ってください」と記しています。

あらゆる病気を遠ざける歩き方

イメージ画像

「早歩き」は言い換えると「中強度」となります。

「中強度」とは「なんとか会話できる程度の早歩き」とのこと。

8000歩のうち、20分間はその速度で歩くことが重要なようです。

そして、歩き方を少し変えるだけで「高血圧や糖尿病、がんや心筋梗塞まで、万病を予防することができる」と中之条研究をもとに述べられています。

歩き方の理想フォームは、背筋を伸ばし、腕を大きく振り、膝を伸ばし、大股で歩くことだそうです。

なお、毎日8000歩歩けなかったり、それ以上歩いたりするのは構わず「運動する日としない日の歩数を足して2で割って8000歩」なら良いということです。

当然ながらウォーキングすることでダイエット効果もあります。

活動量計を使用する

ウォーキングを長く続けるコツは「今の自分の状態を知る」ことだそうで、それに役立つのが「活動量計」とのこと。

「歩数」は当然ながら「身体活動の強度」を計測できることが特徴。

つまり、早歩きも正確に測ることができるということです。

これを、できればお風呂と就寝以外は終始つけることで「自分を知る」正確なデータが蓄積されていきます。

青柳先生のおすすめする活動量計をご紹介します。

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