子犬のしつけは我が家にやってきた日から始めるのがベストです。
なぜなら、母犬のしつけは生後2ヶ月前後から本格的に始まるからです。
この時期は乳離れをするタイミングでもあります。
本来であれば母犬がガッツリと犬社会のルールを教えるときに新しい家族のもとにやってきます。
できる限り空白期間をなくすためにもすぐにでも引き継ぐ必要があります。
子犬の社会化を目的とした「パピーパーティー」を何百回と実施した経験をもとに具体的に何を行えばいいのかこれからご紹介します。
最初に行うしつけは?
我が家にやってきて最初に愛犬に対し行う基本的なしつけ(トレーニング)は下記の通りです。
- リラックスポジション
- 名前を覚える(おいでができる)
- まて(おすわり)を覚える
- アイコンタクトがとれるようになる
- トイレができるようになる
- クレート(ケージ)のなかで過ごせるようになる
新しい環境に慣らすためにそっとしておく時間も必要ですが人間社会(生活)のルールを1日でも早く学ばせることも大切です。
上記の順番は特に気にせずできるところからどんどん行動に移してみてください。
今回は「リラックスポジション」の方法について詳しく解説します。
「まて」については下記記事をご覧ください。
クレートトレーニング(ハウストレーニング)については下記記事をご覧ください。
トイレトレーニングについては下記記事をご覧ください。
リラックスポジョションとは?
「どこを触れても嫌がらない子にする」「飼い主がテンションをコントロールする」
ためにともて重要な基本トレーニングです。
詳しくは下記記事をご覧ください。
また、本記事は中級編となります。
初級編も下記記事に記載していますので、まずはそちらをご覧のうえ取り組んでみてください。
【中級編】どこを触られても嫌がらない子にしよう
初級編が完了したらいよいよ中級編です。
両前足同時が難しそうであれば片足からでも大丈夫です。
ひっつき虫などがついていないかチェック、除去してあげてください。
途中で嫌がったり、動こうとした場合は触るの一時中断し、胸を優しくほんの少し押しながら落ち着かせたのち再開してください。
肉球が傷ついていないかなどをチェックしてください。
嫌がって動いても絶対にリラックスポジョションの姿勢を解除しないよう注意してください。解除すればより暴れるようになります。
爪切りに慣れさせるためにも重要です。
無理はしないように、優しくで大丈夫です。
痛がるようであれば怪我をした可能性もあります。(動物病院に行くことも検討してください。)
噛もうとしてきたら親指をクロスさせ顎の下に入れてください。
前足より嫌がる子が多いですが頑張ってみてください。
様子を見て解除してあげてください。
褒美としてのおやつを用意する必要はありません。
「頑張ったね」と優しく声がけをしてあげてください。
最終的にどこを触られていても寝ていたら大成功です。
ボディチェックがてらお散歩から戻った後にするといいですね。
まとめ
愛犬の機嫌や状況に関係なく体を触れることは、健康管理や危険回避を行う上で極めて重要です。
うちの子にとって最初のうちはストレスに感じるかもしれませんが慣れてもらわないといけません。
当面の間は抱っこをする時間があればこのリラックスポジョションを家族全員で続けてみてください。
次はリラックスポジション上級編となります。
愛犬の口の中も触れるようになるためのトレーニングとなります。
まずは、初級、中級編を頑張って取り組んでみてください。
リラックスポジョションの仕方動画をご用意しています。ぜひご覧ください。(一部上級編の内容も含まれてます。)