以前、愛犬がシャイで悩んでいる方を対象とした「シャイパーティー」というなのしつけ教室を実施していました。
その参加の目的で最も多かったのが「他のワンコと仲良くさせたい」といった内容でした。
果たして愛犬もそう思っているのでしょうか?
紐解いていきたいと思います。
犬に友達は必要?
愛犬に犬友達が必要かと言えば答えは「ノー」です。
群れを作って暮らす犬は、基本他集団は同じ犬であっても警戒対象となります。
それは成犬になればなるほど強くなります。
私はそれは異常ではなく正常だと考えています。
その辺りの理由や思いを下記記事に記載しています。
ぜひ、ご一読ください。
なお、なれることは可能です。
シャイな子を慣れさせる方法
シャイ(臆病)な子を犬なれさせるのに焦ってはいけません。
「同じような性格のワンコと会わせ飼い主は見守る」
これが重要です。
お互い近づかずじっとしていても構いません。
様子を見てみましょう。
なお、このとき愛犬が抱っこを求めてきても身の危険がない限り応じてはいけません。
その理由については下記記事をご覧ください。
大切なことは「ちょっとずつ」です。
決して焦ってはいけません。
日にちをかけてじっくり距離を縮めていきましょう。
私の先住犬もシャイでしたが、当日同じ事務所内にいた他のワンコもシャイで、出会った頃はお互い唸りあっていました。
ただ、毎日顔を合わせるうちになれたようで、一緒にいても威嚇し合うことはなくなりました。
じゃれあったり遊ぶことはありません。
ですが、同じ空間にいてもストレスにならなくなったことは大きな進歩です。
このワンコのご家族とは、一緒に旅行に行き同じ部屋で過ごしたりもしましたが、嫌がることなく楽しく旅を終えることができました。
元気すぎるワンコと合わせるのは控えよう
特に、ドッグランなどのノーリードにできる場所で一緒にさせることは控えましょう。
一見遊んでいるように見えても、実際はひたすら追いかけられて嫌な思いをし続けていることの方が多いです。
それがトラウマとなりますます犬嫌いに拍車がかかる可能性があります。
詳しくは下記記事をご覧ください。
まとめ
飼い主はよく愛犬を擬人化して考えることがあります。
それは悪いことではありませんが、苦しめるのであれば問題です。
その最たるものが「愛犬は犬友達を欲しがっている」と思い込み無理やり様々なタイプのワンコに合わせることです。
シャイな子にとっては苦痛しかありません。
そのことを理解してくれない飼い主と毎日一緒にいることは相当辛いはずです。
ぜひ、愛犬の性格に応じたドッグライフを満喫してください。