毎日の散歩が、あなたの未来を変える
「健康のために歩く」。この言葉、どこかで聞いたことがあるはず。
でも「1日1万歩を目指せ」と言われると、ちょっとハードルが高く感じませんか?
実は、最新の科学では「1日7,000歩」でも十分な健康効果があることが明らかになってきました。
さらに、日本の健康長寿研究の第一人者・青柳幸利先生も「1日8,000歩+中強度の運動20分」が最適解と語っています。

そしてこの「7,000〜8,000歩」を、無理なく・楽しく・習慣として続けられる方法こそが――
「犬との散歩」なのです。
この記事では、国際研究と日本の疫学研究の両視点から「歩数の最適解」を探り、愛犬との生活における“最強の健康法”としての散歩習慣をご紹介します。
「1日7,000歩」の科学的根拠と驚くべき健康効果

■ メロディ・ディン教授のメタ解析(2025年)
- 世界10カ国以上・16万人を対象とした57件の前向き研究を統合
- 「1日7,000歩」で得られる健康効果:
健康項目 | 2,000歩との比較での改善率(目安) |
---|---|
全死亡率 | 約47%低下 |
心血管疾患 | 約25%低下 |
認知症 | 約38%低下 |
2型糖尿病 | 約14%低下 |
うつ病リスク | 約22%低下 |
転倒リスク(高齢者) | 約28%低下 |
癌による死亡 | 約37%低下 |
→ 特筆すべきは、「ほとんどの効果が7,000歩で頭打ちになる」こと。
つまり「これ以上歩かないと意味がない」という考え方は不要です。
日本の研究でも証明されている「8,000歩」の妥当性

■ 青柳幸利先生(医学博士)
- 全国約7,000人の中高年を10年以上追跡した「中之条研究」によって次の指標を提唱:
「1日8,000歩、そのうち中強度運動(速歩きなど)を20分以上」
これが病気予防に最も効果的な“黄金の健康法”。
実際に、8,000歩+中強度20分を維持した人は以下のような結果を示しました:
予防できる病気 | 発症リスク低下(目安) |
---|---|
高血圧 | 約50%減少 |
糖尿病 | 約50%減少 |
骨粗しょう症 | 約30%減少 |
認知症 | 約50%減少 |
がん | 約30%減少(特に大腸がん) |
青柳先生は「1万歩でなくてよい、むしろ多すぎると膝や心臓に負担」とも警告。
7,000〜8,000歩+中強度20分が、もっとも現実的で効果的なのです。
「犬との散歩」がそのまま“最適運動”になる理由

1. 歩数は自然と7,000〜8,000歩に到達
- 小型犬:約30〜45分×2回の散歩で6,000〜7,000歩
- 中型~大型犬:約1時間以上で8,000歩超えも
※途中で止まったり、匂いを嗅いだりする時間を含んでも十分な活動量になります。
2. 「運動しよう」ではなく「犬を連れて外へ」が動機になる
- 飼い主の約7割が「犬がいるから外に出るようになった」と回答
- アメリカの研究では、犬を飼っている人は平均で2,700歩多く歩くとの報告も
3. “幸福ホルモン”で心も元気に
- 犬と触れ合うことでオキシトシンが分泌
- 自然の中のウォーキングでセロトニン・ドーパミンも活性化
- 結果:ストレス軽減・うつ予防・自律神経の安定

「犬との散歩 × 駅からコース」で日々の楽しみに変える

■ 「愛犬と楽しく駅から散歩」とことん歩こう!!
私は犬と一緒に見知らぬ土地を歩くのが大好きです。そこでの新たな発見に心躍ります。そのワクワク感が愛犬に伝わっていると信じています。
「飼い主が楽しければ愛犬も楽しい」
これは私の持論です。
「おでかけ+運動」の感覚を持つと、“毎日の散歩”が“日々のイベント”に変わります。
オリジナルのコースを作るのもよし、私が自ら歩き作成したルートを散歩するのもよし。ぜひ、日々の散歩をとことん楽しんでください。
愛犬と楽しく駅から散歩はこちらよりご覧ください。
高齢者や持病がある方は「歩数より頻度」を重視

- 高齢者は6,000歩でも健康効果あり(前述の研究)
- 膝痛・心疾患などがある場合は医師と相談しながら段階的に歩数を増やす
- 散歩中の犬の動きで自然な休憩が入りやすく、負担が少ない有酸素運動に
「愛犬と一緒に健康になる」ことの意味

愛犬との散歩は、単なる運動ではありません。
- 共に過ごすことで絆が深まり
- 人と人との交流(公園、カフェ)も生まれ
- 愛犬の健康維持・ストレスケアにも直結
つまりこれは、「飼い主と犬、両方のウェルビーイングを高めるライフスタイル」なのです。
今日から、無理せず“7,000歩習慣”を始めよう

- 最新研究では「7,000歩でも十分な健康効果」が実証済み
- 「8,000歩+中強度20分」ももちろん可
- 犬との散歩なら、楽しく無理なくこの目標がクリアできる
「頑張って運動しなきゃ」ではなく、「愛犬と出かけるついでに健康になる」
大切なことは続けること。だから、“ながら運動”こそが、人生100年時代にぴったりの習慣です。