「夢を持ちなさい」「将来どうなりたい?」
そう声をかけることは、子育ての中でよくあることです。
けれど、子どもが夢を持てないとき、不安に感じる親御さんも多いのではないでしょうか。
夢がなくても、大丈夫
私は、夢が明確でないことは悪いことではないと思っています。
むしろ、焦って夢を持たせようとすることで、かえってプレッシャーになってしまうこともあると考えられます。
子どもにとって大切なのは、「自分はできる」「少しずつ成長している」という実感。
その実感を育むためには、大きな夢よりも、小さな目標と成功体験の積み重ねが効果的ではないでしょうか。
毎日の中に「小さな目標」を
たとえば――
- 「今日は朝、自分で起きてみる」
- 「忘れ物をしないようにチェックしてみる」
- 「学校で1回は手を挙げて発言してみる」
こうした小さな目標を立て、クリアする成功体験を積み重ねることが重要だと思います。
その「できた!」の体験が、自信となり、やがて自分の未来を切り拓く力になるのではないでしょうか。
夢は、あとからついてくる
夢や将来の目標は、成功体験を重ねていく中で、自然と見つかることが多いものです。
「これ、面白い」「もっとやってみたい」
そんな好奇心が芽生えたときに、進みたい道が見えてくるのです。
地道な成功体験の積み重ねが、未来を動かす力になる
日々の「できた!」という小さな積み重ね。
それは、たとえ今は夢や目標がなくても、いざ目標を持ったときの大きな原動力になります。
日々の積み重ねができていないと、やりたいことが見つかっても、すぐに諦めてしまうかもしれません。
小さな自信が、大きな挑戦を支えてくれる。
歳を重ねるごとにそう感じます。